●SIMフリースマホの仕組み
SIMフリースマホとは、どの通信会社のSIMカードを差し込んでも使えるスマートフォンのことです。ドコモ、au、ソフトバンクだけでなく格安SIMの会社も含めて、自分が好きな通信会社を自由に選んで契約できます。本体だけを家電量販店やネット通販で手軽に購入できる点も大きな特徴です。
●SIMフリースマホのメリット
〇通信費を安く抑えられる
SIMフリースマホ最大のメリットは、毎月のスマホ代を大幅に節約できることです。大手の通信会社から格安SIMに乗り換える際、SIMフリースマホがあれば今の端末をそのまま使うか、自分で用意した安い端末にSIMカードを差し替えるだけで手続きが完了します。プランの選択肢が格安SIMにまで広がるため自分のデータ利用量に合わせた最適なプランを選びやすくなり、結果として毎月の固定費を大きく削れます。
〇会社の乗り換えが簡単
通信会社を自由に行き来できる柔軟性も魅力です。契約している会社の電波状況が悪かったり他社で魅力的な新プランが登場したりした際、スマホ本体を買い替えることなく、SIMカードを契約し直すだけで簡単に乗り換えが可能です。手続きのハードルが低いため、常に自分にとって一番お得で快適な通信環境を維持しやすくなります。特定の会社に縛られたくない方に最適な選択肢と言えるでしょう。
〇海外でもそのまま使える
海外旅行や出張に行く際にも非常に便利です。日本の通信会社の国際ローミングサービスは料金が高くなりがちです。しかしSIMフリースマホであれば現地の空港などで販売されている旅行者用の安価なSIMカードを購入して差し替えるだけで、現地の電波を使って安くインターネットが利用できるのです。Wi-Fiルーターをレンタルして持ち歩く手間や費用も省けるため、海外へ行く機会がある人には外せない機能です。
●SIMフリースマホのデメリット
〇初期設定を自分で行う
SIMフリースマホのデメリットとして、使い始めるまでの設定を自分で行う必要があります。通信会社でスマホを購入した場合は店員が設定を済ませてくれますが、自分で端末を用意した場合はSIMカードを挿入した後に通信を利用するための初期設定を画面の案内に従って進めなければなりません。
〇サポートの窓口が分かれる
端末の不具合が起きた際、相談窓口が分かりにくくなる点も注意が必要です。通信会社で買ったスマホならショップに持ち込めば対応してもらえますが、SIMフリースマホは端末のメーカーと通信会社が別々になります。画面が割れた電源が入らないといった本体のトラブルはメーカーへ、電波がつながらない通話ができないといった通信のトラブルは通信会社へ、それぞれ自分で判断して問い合わせる必要があります。
〇通信規格の確認が必要
全てのSIMフリースマホが、全ての通信会社の電波に完璧に対応しているわけではありません。通信会社によって使用している電波の周波数帯が異なるため、スマホ側がその周波数帯に対応していないと電波を拾いにくくなったり、圏外になったりすることがあります。購入する前にそのスマホが自分が使いたい通信会社の電波に対応しているかを、メーカーの仕様表や通信会社の動作確認端末ページで確認することが大切です。